古文書部会

Paleography Group
会員限定

古文書部会について

藤沢地名の会の古文書部会では、藤沢を中心とした古文書解読を、毎月第三木曜日に市民活動推進センターで開催しています。 会員はどなたでも参加できます。お試し見学も可能ですので、お問い合わせ下さい。

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実施報告一覧

実施期間 テキスト
2024年12月 ~ 「箱根浴湯記」・弄花山人 纂緝「箱根七湯栞 巻之一」
2024年1月 〜 2024年11月 玉鉾道人「相州大山順路之記」
2023年6月 〜 2023年12月 ひらがな附「泰平江戸往来」
2023年1月 〜 2023年5月 晋永機 俳諧文庫「江の島紀行」
2022年6月 〜 2023年1月 岩倉洗子 「知光院東海道旅日記(仮題)」
2022年4月 〜 2022年5月 江戸後期 絵草子 「御所奉公東日記」
2021年6月 〜 2022年3月 江戸後期の俳人 閑齋 「江ノ嶋鎌倉 美知志留邉」
2017年4月 〜 2021年5月 藤間柳庵 「太平年表録 初編~四編」
2015年1月 〜 2017年3月 「朝鮮人一件御用留帳」
〜 2014年12月 「御仕置御定書」

実施報告

2024年12月~

①「箱根浴湯記」
② 弄花山人 纂緝「箱根七湯栞 巻之一」

江戸時代後期、江戸からは沢山の湯治客が箱根を訪れるようになりました。温泉場が集中する箱根では、一夜湯治と呼ばれる湯めぐりが流行します。今回は、箱根の湯治場を記した2種類の古文書を読みます。『箱根浴湯記』は、江戸から箱根塔之沢への道中記(文化十五年)です。『箱根七湯栞』(文化八年)は、温泉案内書です。七湯それぞれの由来や効能などを記し、後年に写本も発行された人気の版本です。全十巻のうち、序文の巻之一を取り上げます。

①「箱根浴湯記」<br>② 弄花山人 纂緝「箱根七湯栞 巻之一」
年月日/参加数 内容
2024年12月19日
13:30~15:30
参加:16名

今回より、新テキスト『箱根浴湯記』の輪読を始めた。輪読に先立ち、部会員のHa氏より、『諸国温泉効能鑑』及び『旅行用心集』という、江戸後期における温泉の普及度や温泉旅行(湯治)の状況を知る上での興味深い資料の配付と説明があった。新テキストの輪読は、新たな文体に慣れるまでの難渋が予想されたが、部会員たちの十分な予習をもって思いの外進捗した。江戸を発った著者が藤沢に辿り着くまでを読了。次回は4ページからスタートとなる。今回の参加者は16名だった。

(文責:布施)

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